給湯器には号数がある
ガス給湯器には号数というものが設定されています。これは同時に出せる最大のお湯の量のことなのです。1分間にどれくらいのお湯を出せるのかを数字で示しているのが号数です。したがって24号であれば1分間に24リットルのお湯を出すことができます。号数が大きいほどたくさんのお湯を一度に使うことができると考えていれば良いでしょう。そのためたくさんの家族がいて、同時にお湯をたくさん使うような状況だと号数が低ければ不足してしまうことになるのです。そのためそれぞれの家庭に合った号数の給湯器を用意することが大切なのです。給湯器の本体には号数が記載されていることが多いためそれをチェックすれば分かります。
号数の選び方について
もしこれから新しい給湯器に交換しようと思っているならば、基本的には現在と同じ号数のもので良いでしょう。それで問題なくお湯を利用することができているならば、わざわざ号数を変更する必要はないのです。たとえば子供が独立して老夫婦だけの家庭の場合は号数を減らしても良いでしょう。逆にこれからどんどん子供が生まれて家族が増えていくと予測できるならば、号数を大きくすることを検討してみましょう。そうしないとお湯の量が不足してしまうかもしれないからです。家庭内ではさまざまな場所でお湯を利用することになるでしょう。そのため家族の人数が増えれば増えるほど必要なお湯の量も増えていくのです。
号数の目安
それではそれぞれの号数はどのような家族構成に適しているのでしょうか。まず16号という給湯器があります。こちらの場合は基本的に1ヶ所でしかお湯を使うことができないでしょう。そのため少人数の家族向けの給湯器となっています。あまり家族の数が多い家庭で使うのには適していないでしょう。1ヶ所でしかお湯を使わないのであれば16号であっても快適に利用することはできます。20合の給湯器については2ヶ所でお湯を同時に使うことができます。ただし真冬の場合は厳しくなってしまうかもしれません。この点だけは注意しましょう。真冬であっても自由にお湯を使いたいならば24号の給湯器を利用すると良いでしょう。それによって1年中自由にお湯を使えるようになるのです。同時に複数の場所でお湯を使っていたとしても特に問題は起きないでしょう。さらに28号の給湯器もあるのですが、こちらは基本的には業務用となっています。パワフルにお湯を使いたいならばこちらも検討してみましょう。