ガス給湯器を交換するとなった場合には、ガスだけではなく電気や水道などをそれぞれ扱うことになります。その中でも特にガス器具に関しては万が一施工ミスがあった場合には、ガス漏れが起きたり発火する可能性もあるため、これらは人命にも関わります。このようなことから、ガス給湯器を交換する施工者には、資格の取得が義務付けられています。
ガス給湯器の交換業者は多くの場合、その内容を提示していますが、その中でも一番重要なものが液化石油ガス設備士と呼ばれるものです。ガス給湯器だけではなく、ガスコンロやLPガスなどを使う設備全般を導入する際には、この国家資格は絶対に必要です。各都道府県では年に一回しか開催されないことから、ガス給湯器交換業者のスタッフでも持っていないケースもあります。業者を見極める際には、一番重要だと言えるでしょう。
そしてよく見られるものの一つが、ガス機器設置スペシャリストと呼ばれるものです。これは民間資格ではあるものの、構成団体には高圧ガス保安協会や一般社団法人日本ガス石油機器工業会など、半公的機関がずらりと並んでいます。受講と試験は三日間にわたり、受講の金額も高額なので、充実した内容と言えるでしょう。この資格があるからと言って全ての給湯器の設置において法律的に可能であるというものではなく、液化石油ガス設備士が一番重要であることには変わりありません。とはいえ店舗に登録証を提示することができるため、安心感を与えることができ、商業面での利用価値は高いといえます。
投稿日:2021年5月11日 更新日: