浴槽隣接型の給湯器
ガス給湯器にはいろいろなタイプが存在しています。その一つが浴槽隣接型です。こちらは浴槽に二つの穴があいているタイプとなっています。浴室に隣接した屋外に給湯器が設置されているのです。給湯器の本体裏には2本のパイプが出ていて、これが浴槽につながっているのです。上下の二つの穴からお湯が出るような仕組みとなっており、これによってお湯を循環させることでお風呂を沸かすのです。お風呂だけではなくて別の場所でもお湯を使うことは可能なタイプはあります。主に一戸建て住宅において利用されており、地面やブロックの上に給湯器が置かれています。浴槽の穴の数によって見分けることができるでしょう。
現在の浴槽隣接型
かつての浴槽隣接型の給湯器は自動循環式でした。これは下の穴からお湯が浴槽に入ってこれが上の穴から出てくる仕組みでした。こうやってお湯を循環させていたのです。しかし、現在の浴槽隣接型の給湯器は据え置き型や壁掛け型と同様にポンプを使っています。このポンプを使うことによって強制循環ができるようになっているのです。したがって浴槽隣接型もその他のタイプもほとんど違いがなくなってきているのです。現在の自宅の給湯器が浴槽隣接型だからといって、別のものにわざわざ交換する必要はないでしょう。新しい給湯器を設置したいならば、これまで通り浴槽隣接型を選んだ方がお金がかからなくてメリットがあるのです。リフォームを検討している際には上記のことを意識しましょう。
現在の主流はフリータイプ仕様
浴槽隣接型は現在の主流ではありません。たとえば新しい住宅を建ててそこに給湯器を設置する場合には浴槽隣接型を選択するケースはほとんどないでしょう。それよりも壁掛けタイプや据え置き型を選択するケースの方が多いのです。浴槽隣接型は昔からの家に導入されていることが多く、現在流行っているユニットバスではなくてタイル張りとなっている在来工法による浴室で採用されていることが多いのです。そのため昔からの住宅に多く見られるタイプとなっています。ユニットバスには隣接型は接続できないケースもあるのです。いろいろと制約が存在していることから設置フリータイプの方が好まれています。今後も設置フリータイプの住宅の方が圧倒的に多くなるでしょう。リフォームによって浴槽隣接型から設置フリータイプに変えることは不可能ではないため、給湯器の交換を検討している方は考えてみると良いでしょう。