ガス給湯器から出るお湯が白く濁っていることがあります。ガス給湯器の故障だと思ってしまうことも多いのですが、これは空気が混入しているために白く濁っていることが多いのです。ガス給湯器は温めたお湯を圧力をかけて噴出させることになるため、空気が混入してその空気の色が白く濁って見えると言う現象が発生します。そのためこれを引用しても基本的には害はありません。
また空気以外で白く濁ることもあります。亜鉛性の配管を使用している場合には、水の中に亜鉛が溶け出して水自体の色を白く濁らせてしまうのです。異物が混入していると慌てることも多いのですが、もしこれが亜鉛である場合には飲んでも問題はありません。亜鉛は人間の体にとって必要な成分であり、吸収をしても体外に排出されるので問題なく飲むことができます。この現象はしばらく給湯器を使用していない時間がある場合に発生しやすく、特に朝1番などで発生することが多いものです。
そのためガス給湯器から出るお湯が白く濁っていても、故障などの心当たりがない場合には特に問題は無いと考えることができます。ただしもし心配であれば修理会社などに連絡をし、点検を行ってもらうのもおすすめです。ガス給湯器の原理をよく知っておくと、これらの現象にも冷静に対処することができるので、必要に応じてその知識を得ることが必要であり、また心配な場合には慌てずに修理会社などに連絡することが重要なポイントとなっています。
投稿日:2020年6月5日 更新日: