地震発生時は、まず身の回りの安全を確保することが大切です。ガス給湯器などには近づかず、机の下などに身を隠すことなどが基本となります。ガス給湯器のチェックを行うのは、あくまで地震の揺れがおさまってからです。ガス給湯器の火を消してから、破損や故障がないかを調べます。もしこの際にガスの臭気を感じたときには、給湯器には近づかずガス栓やメーターの元栓をしめましょう。ガス漏れの危険があるからです。その後ガス提供会社に連絡することになります。ガス給湯器からガスの臭いがしないか、これが地震に遭ったときの最初のチェックポイントです。さらに、給湯器そのものが災害によって変形していたり、破損していないかも確認すべきと言えます。
地震後、外からはガス給湯器に異常がないことを確認できたあとは、排気設備などに異常が生じていないかを調べる必要があるものです。排気口や給気口が詰まっていると、スムーズな運転を行うことが出来ません。外れた部品やへこんだ部位がないかを必ずチェックします。加えて、ガス給湯器の接続具がきちんと他の部位と繋がっているかも確認しましょう。正しく接続されないまま稼働すると、ガス漏れを引き起こす可能性があります。こうした場合、異常を発見することも多いものです。その場合は速やかにガス販売店やメーカーに修理依頼をする必要があります。目で確認して異常がなくても、調べている間に具合が悪くなったという場合はそこで確認をストップし、業者を呼ぶことが大切です。