ガス給湯器にはLEDや液晶などの表示パネルが備えられており、普段は電源のオンや設定温度など様々な情報が表示されています。しかし、万が一故障が発生した際にはエラーコードが表示され、原因を探るために役立ちます。多くのエラーコードは2ケタの数字で表示され、取り扱い説明書や、機種によってはガス給湯器の本体に記載されている表から、どんな故障なのかを知ることが可能です。ガス給湯器の故障はいつ発生するのか誰にも予想できないことから、万が一の時にはすぐに対応できるように取り出しやすい場所に取り扱い説明書を用意しておくのがおすすめです。ガス給湯器に表示されるエラーコードの中には元栓が閉まっていてガスが供給されていない場合や、チューブが緩んで正しく接続されていないなど自身で簡単に対処できるものだけではなく、内部のパーツが故障しており最寄りのカスタマーセンターまで連絡する旨が表記されているなど様々です。特にガスが漏洩して引火する恐れがあったり、不完全燃焼により一酸化炭素中毒の懸念があるなど深刻な故障の場合は自己判断や修理をすることはせず、まずはガスの元栓を閉めて安全を確保してから、カスタマーセンターや修理業者に連絡するのがおすすめです。その際にエラーコードの内容を伝えれば、ガス給湯器について熟知しているオペレーターやサービスマンならどんな修理が必要なのかを瞬時に理解し、必要な工具や部品を携えて迅速に駆け付けてくれます。
