ガス給湯器の問題点の一つに凍結が挙げられます。なぜガス給湯器が凍結してしまうのかと言うと、その原因は気温が下がることです。気温が下がってガス給湯器の配管の中にある水が凍る症状を指しています。凍ってしまうと管からは水が出てこなくなる為、使えなくなってしまいます。気温が零下になることは凍結を招く一つの原因ですが、それに加えガス給湯器を使っていない状態も凍りやすくなると言えるでしょう。配管の中の水が凍りついてしまっただけであれば気温が上がり溶けるのを待てば良いのですが、水は凍ると膨張する性質があるので、場合によっては配管が破損する可能性も考えられます。配管が破裂してしまえば、給湯器もすぐには使えなくなってしまうでしょう。特に本体と配管の接続部分や給水や追い焚き、給湯の配管などが凍りやすい場所と言えます。
万が一凍結が発生した場合には、本来であれば運転スイッチをオフにして自然解凍を待つのが一番の方法です。しかしどうしてもお湯を使いたい時もあるため、その時の応急処置の方法を覚えておくことも大切です。まず事前準備として水道のレバーをお湯側に回して少し開けておきましょう。運転スイッチをオフにしたら台所などの給湯栓を少し開けておきます。その後ガス栓を閉めて給湯器本体の給水元栓を回して閉めてみましょう。給水元栓以外の部分が凍っている可能性があることから、元栓を閉め自然解凍を待ちます。給水元栓が凍り回らないのであれば、ぬるま湯で処置をしましょう。このときに熱湯をかけると配管が破損する恐れもあるため十分に注意します。
投稿日:2021年6月10日 更新日: