ガス給湯器から煙が発生しているのを見たら、すぐに交換しなければならないのかと焦ってしまう人も多いことでしょう。ガス給湯器から出る煙の種類や色などにより、原因も危険度も大きく異なるので、まずは何が原因で煙が出ているのかを確認することが大切です。
まず最初にガス給湯器から白い煙が出ている場合には、結露から起こる水蒸気、もしくは何かが漏れている煙のどちらかである可能性が高いです。特に冬場の寒い時期であれば、結露によって水蒸気が発生している可能性があります。外気との温度差が大きく違うことから、白い煙のように見えるのです。水蒸気であれば特に危険はないでしょう。反対に何かが燃えている煙であれば、何かの匂いがするはずです。このような場合には機械の内部で何かが漏れている可能性があるため、出来る限り早く点検を依頼することが大切です。
さらに黒い煙が出ているのであれば、非常に危険な状態と言えるでしょう。黒い煙が出ている場合には不完全燃焼である可能性が高いです。ガス給湯器は水を温めるときにガスに転嫁して熱を起こすことになります。この時に酸素の量が少ないと不完全燃焼を起こすのです。人体に有害な一酸化炭素を発生することから非常に危険です。吸い込むことで吐き気やめまいを引き起こしたり、場合によっては意識を失ってしまう可能性も考えられます。その他にも一酸化炭素が原因で火災を引き起こしたり、爆発する可能性もあるため、早期的な対応が求められます。すぐに専門業者に依頼をし、交換作業が必要と言えるでしょう。
投稿日:2022年7月15日 更新日: