ガス給湯器は決して安くない上に交換にも手間がかかるため、できる限り長持ちさせたいものです。もちろん機械である以上寿命があり、一般的に耐用年数は10年から15年程度といわれていますが、使い方次第では寿命を迎える前に故障をしてしまうケースもあります。少しでも長持ちさせるためには、ガス給湯器の故障の原因となってしまう使い方を知っておくことが大切となります。
故障の原因として第一に挙げられるのが、機器の性能を超えた過剰な負荷をかけてしまうことです。前述の10年から15年といわれる耐用年数は、製造元が想定する正しい使い方がされた場合の話です。本来の性能以上の負荷をかけ続ければ、当然ながら平均寿命よりも短い期間で壊れてしまう可能性が高くなります。
具体的には、給湯器の号数を超えた使い方をしているケースがまず挙げられます。ガス給湯器には、機器の給湯能力を示す号数があります。16号であれば1分間の給湯能力が16リットル、同様に24号であれば24リットルの給湯が可能ですが、知らず知らずの内にこの能力を超えて使ってしまっているケースも少なくありません。ご自宅のガス給湯器の号数を今一度確認し、給湯能力の範囲内で使うことを心がけましょう。
また、メンテナンス不足も故障を早めてしまう原因のひとつです。メンテナンスというと難しい、お金がかかると思われがちですが、外装を綺麗にするだけでも内部へのホコリ等の侵入を防ぐことができるので、定期的に行うのがおすすめです。
投稿日:2020年2月18日 更新日: