ガス給湯器にトラブルが発生するとお湯が使えなくなり、日常生活に支障が出て大変不便です。ガスコンロなど給湯器以外のものが問題なく使用できるなら給湯器本体の問題です。ガス給湯器本体にトラブル内容を表示するコード表があれば、トラブル内容を確認することができ、取扱い説明書や給湯器メーカーのサイトで確認事項を確かめることになります。当然ガス給湯器は水道の水が流れないとお湯が出ないので、水道や蛇口などに問題ないことが前提です。
ガス給湯器本体に問題があることが分かり対応を依頼する際、気を付けたいことは、居住物件が賃貸が持ち家かということです。持ち家なら給湯器は居住者の所有物ですから問題ありませんが、賃貸物件の場合、不動産や家主に相談すると対応してもらえる可能性があります。ガス給湯器は賃貸物件の備品ですから、正常に機能することが前提です。契約書などの確認事項を見て、まずは不動産屋に連絡してみることをおすすめします。
ガス給湯器の工事店に連絡するとすると、本体の交換をすすめられることが多いと思います。給湯器の耐用年数は約10年です。ほとんどの場合この期間を過ぎているので、設置してからまだそれほど経っていない新品に近い状態や、明らかに不具合部分が分かっている場合を除き、本体の交換が望ましいと言えます。それは耐用年数を過ぎていた場合、不具合部品を交換して修理しても他の部分の不具合がある可能性が高く、別のトラブル発生が懸念されるからです。給湯器は性能が上がり熱効率が良くなっていますから、その点でも本体交換が望ましいと言えます。
給湯器は過度な負荷がかかると、平均耐用年数より早い不具合発生の可能性が高まります。よってシャワーとキッチンのお湯を同時に使用すると温度が急激に下がる、あるいは水になるといった支障があった場合、給湯器本体交換の際は現在より号数の高いものを設置することも検討するとよいでしょう。