突然ガス給湯器の電源が入らなくなると、あわててしまうものです。しかし、原因をしっかり見極めることで対処できることがあります。ガス給湯器が壊れたと思う前にまずは冷静になって一つ一つ点検してみましょう。
電源が入らない理由として、リモコンの異常があげられます。たとえばリモコンのスイッチがオフになっていたり、コンセントが抜けていたりするとリモコンは作動しません。同様に、停電でブレーカーが落ちているとリモコンが使えません。一方リモコン本体は作動するのにガス給湯器の電源が入らない場合は、給湯器側の原因を考えて見る必要があります。たとえば、何らかの事情で給湯器の元栓が閉められている、あるいはプロパンガスが空になっているなどです。また雷が落ちたために、安全装置が作動してガス給湯器が一時的に動かなくなっていることもあります。その場合コンセントを一回抜いて再び指してみるとスムーズに動くことがあります。以上のことを確認しても思い当たる原因がない場合は、給湯器の部品の故障の可能性が高いです。リモコンにエラー表示がされた場合、それを手がかりにして原因がわかることがあります。
もしも、給湯器を10年近く使っている場合、経年劣化による給湯器本体の故障、あるいはリモコンの故障のいずれかが考えられます。部品交換が可能ならば修理ができることがありますが、寿命がつきてしまった給湯器は修理が不可能なので買い替えが必要です。
投稿日:2019年4月12日 更新日: